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誤解のメカニズム
なぜ名探偵コナンの決め台詞はテレビ版と劇場版で違うのか?

某知恵袋の“ベストアンサー” トートロジー。同語反復、同義語反復ともいいます。 「雨の降る日は天気が悪い」 「力とはパワーだ」 のように、一見「A=B」と言っているようで実は「A=A」しか語っていない文のことです。 「今 […]

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ビジネス国語
キャッチコピーを頑張りすぎると「何者か」がわからなくなる

講師や著者、インストラクター、コンサルタントなど「個人の名前」で仕事をする人たちは キャッチコピー的な自己紹介をすることがありますよね。 「◯◯の売上3年連続日本一」とか 「日本で唯一の△△職人」みたいな。   […]

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誤解のメカニズム
「官僚のレトリック」2010年の本を2022年に読むタイムマシン的面白さ

『官僚のレトリック』原英史 新潮社 出版は2010年ですが・・・ 2022年のいま読むと3倍面白い本です。 内容は、 公務員制度改革をめぐる政府と霞が関の攻防。 第一次安倍内閣(2006-2007)が着手し、民主党鳩山内 […]

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誤解のメカニズム
【ブーメランを投げ返せ】「おまえは論理的じゃない!」「あなたこそ定義があいまいだ!」

「上司に『論理的じゃない』とよく叱られるんですぅ・・・」 よくいただくご相談です。 でも、これにアドバイスするのって難しいんですよ。 「論理的じゃない」というのが何を指すのかが、人によってバラバラなので。 人によって、ケ […]

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誤解のメカニズム
【頭痛が痛い】「ご紹介した製品について、ご紹介させてください」に潜む現場と上司の認識ギャップ

「本日ご紹介した製品について、改めてご紹介させていただきたく存じます」 本日紹介したのは・・・何だったの?   「意味はわかるけどイケてない文」に見られる原因で一番多いのが 言葉のダブリです。 「頭痛が痛い」「 […]

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ビジネス国語
【アンガーマネジメント】理不尽に怒られたときでも平穏な心でいられる考え方

怒っている人というのは、 何かを恐れている人です。   強いからでもなければ、悪い人だからでもなく、 何かを恐れているから。   自分が怒られたら、 自分を責めるのではなく、相手を責めるのでもなく、 […]

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ビジネス国語
【PREPに体言止めはNG】仕事のメモは過去形と現在形を区別して書こう

向上「させた」の? 「させたい」の? 「今月の目標」という項目に 「成約率を向上」と書いたら、「向上させたい」という希望であることはわかります。   でも「先月の振り返り」という項目で 「成約率を向上」と書くと […]

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問題解決
【今日の仕事は楽しみですか】品川駅の炎上広告、そもそもサラリーマン向けではなかった説

昨日、私が自宅からオンライン研修をやっているあいだ、 品川駅では大炎上が起きていたそうで。 「今日の仕事は、楽しみですか」品川駅の大量広告、「出勤時に見ると傷つく」と批判→1日で取り下げ NewsPicks関連企業 「社 […]

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雑記、エッセイ
【親ガチャ】問題は「当たり/ハズレ」があることではなく、「ハズレ」の線引きが2つあること

「親ガチャ」という言葉に賛否が飛び交って盛り上がっています。 いい親に当たるかダメな親を引いてしまうかは 運まかせのガチャガチャみたいなものという意味ですね。   「親とガチャは仕組みが似ている」という比喩自体 […]

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ビジネス国語
【いきなり◯◯】不要な前置きをを書く「癖」をやめてみると、エッジの立った文章になる件

文章を書くときの「癖」って、ありますね。 私が添削をしていてよく目にするのは、「前置きを書いてしまう癖」です。   本題はエッジの立った内容なのに、そのまえに 「◯◯というと、みなさんは何を思い浮かべますか?」 […]

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ビジネス国語
【塩対応でOK】「職場での雑談が苦手で人間関係をうまく作れない」という悩みが丸ごと錯覚である件

「職場での雑談が苦手」というご相談を受けました。 「会話が弾まないので、『この人なら仕事を任せたい』という信頼を得られないんじゃないか」とも。 あー、わかる(笑) 私も雑談は苦手です。仲のいい人と冗談言い合うのは好きなん […]

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雑記、エッセイ
【テーマとモチーフ】「竜とそばかすの姫」と「サマーウォーズ」、似ているようで全然ちがう件

映画「竜とそばかすの姫」を観てきました。 「オキテPRO」の編集者からチケットをいただいたので。 (KADOKAWAから本を出していると、こんな特典もあります・笑)   テレビのCM以外に事前情報ゼロで行ったん […]

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問題解決
【東京ドームに代わる新単位】男たちの価値は欠陥住宅何棟分なのか問題

  働く女性の方がこんなこと言ってました。 「家事と育児に非協力的な夫を選んでしまった場合の『損害』について、事前に知っておきたかった」   もうね、「損害」扱いですよ(笑) 家庭のためにキャリアを諦 […]

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雑記、エッセイ
【パパは絵本作家じゃない】説明のド下手な娘に本番直前のスピーチコンサルを依頼された件

説明のド下手な上の子(3年生)が、 なんと日直としてみんなの前でスピーチをするそうです。 自信がないらしく、直前にアドバイスを求められました。 パパの本業は絵本作家ではなく人前でしゃべることだとようやく理解してきたようで […]

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問題解決
【敵はスーパーかパン屋か?】比べる相手を間違えると、どんぐりの背比べに自分から並ぶことになってしまう件

「それって、◯◯でも同じじゃないすか?」 企画を全否定しているように聞こえますが、大事な指摘です。 オンリーワンになれる場所を見つけるためです。   冷凍パンをおすすめするプレゼンを考えている方がいて、 最初は […]

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ビジネス国語
【結局何食べたいの?】「暑いので、冷やし中華じゃないですけど、何か冷たいのがいいですね」という口癖

「〜ではないですけど」という口癖の人って、気になります。 「休日は、家族サービスではないですけど、みんなでドライブとか行きます」 それ、家族サービスですよね? 「うちの会社、ミスすると始末書じゃないですけど、一筆書かされ […]

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ビジネス国語
【文体比較】元の原稿と小学生新聞に載った完成版が「劇的ビフォー・アフター」だった件

朝日小学生新聞の連載「楽しく発表 プレゼンハッピー」がLINE NEWSに掲載されました。 小学生新聞の編集部はすごいですね。 子ども向けの文体に見事にリライトしてくれるんですよ。 今回掲載された記事と、元の原稿を比較し […]

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ビジネス国語
【稼げる国語力】「六大学の一番上を目指します!」「それって何大学のこと?」

回りくどい言い方をする人は嫌いです。 「君、どこ受けるの?」 「えっと、あの、六大学の・・・一番上です」 Wikipedia「東京六大学」 偏差値とかの括りじゃないんですね。野球連盟なんだ(調べて初めて知りました) 早稲 […]

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雑記、エッセイ
【8の反対側は4?】意味不明な答えをする子どもにもそれなりの理屈があった件

上の子(2年生)は算数で時間について習っているところです。   夕食時に「問題出して」と言われました。 「いま何時?7時40分だね。ここまで30分歩いてきました。家を出たのは何時でしょう?」 「えっとね、&$@ […]

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ビジネス国語
【いつもお世話に・・・】メールには宛名と挨拶を書くのにLINEに書かないのはなぜ?

メールに「お世話になっております”」と書くべきか否か。 ときどき議論になります。 実は私もここ1年くらい、メールを雑に返しているんですよ。 「イラスト確認しました。OKです」 これだけ。 怒られたらやめようと思っています […]

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