「本日ご紹介した製品について、改めてご紹介させていただきたく存じます」

本日紹介したのは・・・何だったの?

 

「意味はわかるけどイケてない文」に見られる原因で一番多いのが

言葉のダブリです。

「頭痛が痛い」「馬に乗馬する」の類ですね。

 

ただ、これは国語力だけの問題ではありません。

ビジネスメールで言葉のダブリがあるときというのは

書き手が迷っていたり、考えが定まっていないときです。

 

ていうか、このメールを送ってどうしたいんだっけ?

「次の面会につなげる・・・ですか?」

面会してどうするの?

「製品の説明をする」

説明してどうするの?

「興味をもってもらう」

興味をもってもらってどうするの?

「えーと・・・あ、買ってもらう?」

それを最初に考えようよ!(笑)

 

「買ってもらう」がゴールであれば、

そのために何の情報がまだ足りないかがはっきりします。

「本日ご紹介した製品の、料金プランについてご説明したく存じます」とか

御社に合わせたカスタマイズについてご提案いたします」とか

「改めてご紹介」以外のバリエーションが出てくるはずです。

 

このように「ゴールを見失っている営業」は若手社員にはよくあることです。

 

上司が「今週はアポイント何件」とか言いすぎると、

現場は「アポを取ることがゴール」になってしまうんですね。

 

「まさかww」と思うかもしれませんが、若手社員の研修をやっているとよく見かけます。

仕事のゴールが部下に正しく伝わっているか、確認してみましょう。

 

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顧客対応メールが果てしなく長くなる問題

 

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