【ブーメランを投げ返せ】「おまえは論理的じゃない!」「あなたこそ定義があいまいだ!」
「上司に『論理的じゃない』とよく叱られるんですぅ・・・」
よくいただくご相談です。
でも、これにアドバイスするのって難しいんですよ。
「論理的じゃない」というのが何を指すのかが、人によってバラバラなので。
「要点を最初に言ってくれない」のを「論理的じゃない」と呼んでいる場合もあれば
「書き方が箇条書きではなく散文的」なのを指していることもあるし、
「とにかくすごいんです!」と主観表現ばかりなのにイラツイているのかもしれない。
「なぜそっちに注目するんや?」と相手の予想とずれているのかもしれない。
「原因と結果がかみあっていない」というのはかなりレベルの高い指摘です。
人によって、ケースによって定義がバラバラです。
「おまえは論理的じゃない!」と叱られて途方に暮れているなら、
それはあなたのせいではありません。
雰囲気で「論理的」とか言っている上司が悪い(笑)
「すみません、勉強してきますぅ」と引き下がるのではなく、
「何が足りないですか?」と聞き返しましょう。
・・・いや、ストレートに聞いたら怒られそうですね(笑)
聞きにくい質問は二択にしましょう。
「話す順番が悪いんですか? それとも形容詞が多いからですか?」
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。