【稼げる国語力】「六大学の一番上を目指します!」「それって何大学のこと?」
回りくどい言い方をする人は嫌いです。
「君、どこ受けるの?」
「えっと、あの、六大学の・・・一番上です」
偏差値とかの括りじゃないんですね。野球連盟なんだ。。。
早稲田、法政、明治、慶應、立教、東大。
この並びで「一番上」は・・・東大?慶應? 人によりますね。
「君にとっての六大学の一番上って、どこなの? はっきり言え」
「わ、早稲田です」
自分の成績で「早稲田」というのは気が引けたのかもしれませんし、
まわりから「ブランド志向」みたいに思われるのを気にしたのかもしれませんが、
そんな18歳の繊細な心理なんて知ったこっちゃありません。
話すときは固有名詞と数字でハッキリと!
社会人のルールです。
冒頭のやり取りなんて、最初から「早稲田受けます」と答えたら一瞬なのに
2倍の時間がかかっていますからね。
会社だったら「電話代が2倍かかる男」です。
国語教育というと「読解力」に注目されがちですが、
実はこういう「ちょっとした受け答え」こそ
社会人になってから成果や評価に直結する「稼げる国語力」です。
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。