私のプロフィールには、必ず
「1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)」
と入れています。
東京でセミナーをやるときは、
いま住んでいる埼玉、大宮をよくネタにします。
すると、セミナーのあとに
「私も青森出身なんです」
「春から仙台支店に異動なんです」
「若いころ埼京線で通学してました」
なんて声をかけてくれる方が多いんです。
特定の地名を入れると、当てはまる相手が狭くなりそうな気がしますが、
逆なんですよ。
「地方出身です」では、誰にも刺さらない。
でも「青森生まれです」というだけで、
いま青森に住んでいる人、青森出身の人、青森に行ってみたい人、青森に友だちがいる人、青森に旅行したことのある人、青森を謎多き最果ての地だと思っている人、先祖が斗南藩だったという会津の人、遮光器土偶は宇宙人だと信じている人、田んぼアートを研究したい美大生、ピコ太郎のファン、イタコに呼んでほしい故人がいる人・・・
などなど、グサッと刺さるパターンが無限に広がるんです。
自己紹介するとき、ブログを書くとき、人前で話すとき、
地名を具体的に入れましょう。
相手の反応が目に見えて変わります。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。