人様にものを教えるという「おこがましい仕事」をしていると、
教えたのに覚えない、伸びない相手にイライラするという「おこがましい感情」になることがあります。
こうなると、教える側がダメージを受けるんですよ。
熱心な人ほど、教えれば教えるほど消耗していきます。
無意識のうちに「教える相手」が「裁く対象」になっていたりします。
はいはい、鏡を見てみましょう。眉間にシワ寄ってませんか?(笑)
人は思い通りにはなりません。
「教えるけれど、期待はしない」
私はいつもこのモードです。
というより、イライラするたびに自分をこっちに寄せます。
「教わりました。理解しました。やってみました。・・・できませ〜ん!」
このとき何につまずいているのかは、人それぞれなんですね。
「教えたけど伸びない」ときというのは、その人固有の課題が浮き彫りになった瞬間です。
これを解決すると、教える側の引き出しが一つ増えるんですよ。
一般的な学習曲線を当てはめて「怠けている!」と断罪するのはもったいない!
教えるけれど期待せず、
ご機嫌な一週間を過ごしましょう♪
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.5.17 Vol.0993>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。