【結局何食べたいの?】「暑いので、冷やし中華じゃないですけど、何か冷たいのがいいですね」という口癖
「〜ではないですけど」という口癖の人って、気になります。
「休日は、家族サービスではないですけど、みんなでドライブとか行きます」
家族サービスしてるじゃん。
「うちの会社、ミスすると始末書じゃないですけど、一筆書かされます」
始末書じゃん。
「ジョギング始めてから、若返ったじゃないですけど、調子いいんです」
若返った気分なんでしょ?
【ではない】(連語)否定の判断を表す。
否定の「ではない」に逆接の「けど」がついて二重否定みたいになってるんですね。
気持ちはわかります。
強い表現をしたいけれど、断言する勇気がないからぼかしてしまう。
でもビジネスでは、否定だか肯定だかはっきりしない言い方はアウトです。
「大事なことをぼかす癖のある人」という印象を与えます。
「いつか『聞いてないよ』系のトラブルを引き起こす人」と警戒されます。
「〜ではないですけど」という前置きをやめてみましょう。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.6.1 Vol.1008>

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。