「職場での雑談が苦手」というご相談を受けました。
「会話が弾まないので、『この人なら仕事を任せたい』という信頼を得られないんじゃないか」とも。
あー、わかる(笑)
私も雑談は苦手です。仲のいい人と冗談言い合うのは好きなんですが、そうでもない人と天気とかどうでもいい話をするのは苦手です。
ただ、ここでご相談内容を確認すると、
雑談が弾まないことが「問題」なのか?という問題があります。
会社も上司も、仕事をちゃんとやってくれればいいわけで。
もちろん「働かないけどムードメーカー」というおじさんもいたりしますが、それはその人の特殊能力ですから。
もう一つ気になったのが、
「『この人なら仕事を任せたい』という信頼を得られないんじゃないか」というご心配です。
相手にそう思われていると、なぜ思うのか?
「信頼されていない」と判断する根拠、事実を挙げてみましょう。
たしかな根拠がない場合、それは思い過ごしの可能性が大です。
みんな信頼してくれているのに、「信頼されてない」と思い込む。
人間にはテレパシー能力がありませんからね、相手の気持ちなんて自分の憶測に過ぎません。
上手く話すことよりも
人の気持ちを邪推しないことの方が
職場の人間関係には大事です。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.9.5 Vol.1104>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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