文章を書くときの「癖」って、ありますね。

私が添削をしていてよく目にするのは、「前置きを書いてしまう癖」です。

 

本題はエッジの立った内容なのに、そのまえに

「◯◯というと、みなさんは何を思い浮かべますか?」とか

「私が△△に興味を持ったきっかけは大学時代・・・」みたいに

わざわざエッジを丸くしようとしてしまう。

 

でもエッジの立たない前置きでは、そのあとを読んでもらえません。

 

前置きを省いて、いきなり本題から書き始めてみましょう。

案外読めるものですよ。

オードブルもなく、いきなりステーキが出てくる店も流行ったじゃないですか。

 

前置きが悪いという話ではありません。

必要性がないのに、「癖」で前置きを書いちゃいけないという話です。

 

ギターにも「手癖フレーズ」というのがあります。

メロディー考えなくても、慣れた指の動きだけでそれっぽく弾けちゃうんですよ。

何の感動も面白みもない、マンネリな演奏になりますが。

 

鬼滅の刃でも、刀鍛冶の小鉄くんが炭治郎に説教する場面がありました。

「癖で動いてるんですよ 炭治郎さんアナタ 相手の動きを見てから判断して動いてるんじゃないんだ だから駄目なんですよ わかります? 要は基礎がなってない 本当に今までよく生きてこられましたね鬼殺隊で」

 

まずは自分の「癖」を捨ててみましょう。

手っ取り早いのは自分の癖の「逆」をやることです。

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