【いきなり◯◯】不要な前置きをを書く「癖」をやめてみると、エッジの立った文章になる件
文章を書くときの「癖」って、ありますね。
私が添削をしていてよく目にするのは、「前置きを書いてしまう癖」です。
本題はエッジの立った内容なのに、そのまえに
「◯◯というと、みなさんは何を思い浮かべますか?」とか
「私が△△に興味を持ったきっかけは大学時代・・・」みたいに
わざわざエッジを丸くしようとしてしまう。
でもエッジの立たない前置きでは、そのあとを読んでもらえません。
前置きを省いて、いきなり本題から書き始めてみましょう。
案外読めるものですよ。
オードブルもなく、いきなりステーキが出てくる店も流行ったじゃないですか。
前置きが悪いという話ではありません。
必要性がないのに、「癖」で前置きを書いちゃいけないという話です。
ギターにも「手癖フレーズ」というのがあります。
メロディー考えなくても、慣れた指の動きだけでそれっぽく弾けちゃうんですよ。
何の感動も面白みもない、マンネリな演奏になりますが。
鬼滅の刃でも、刀鍛冶の小鉄くんが炭治郎に説教する場面がありました。
「癖で動いてるんですよ 炭治郎さんアナタ 相手の動きを見てから判断して動いてるんじゃないんだ だから駄目なんですよ わかります? 要は基礎がなってない 本当に今までよく生きてこられましたね鬼殺隊で」
まずは自分の「癖」を捨ててみましょう。
手っ取り早いのは自分の癖の「逆」をやることです。
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。