文章を書いている途中で
あとが続かなくなること、よくあります。
多いのが、
「しかし」「また、」「たとえば」などの接続詞まで書いて、
そのあとが浮かばない・・・というケース。
必要ない接続詞をうっかり書いてしまったのが原因です。
何となく「流れ」とか「リズム」とかで書き進めていると、
次の文を考えずに「また、」と続けてしまって、
意味もなく書いてしまった「また、」に縛られてしまうんですね(笑)
もう一つ何か並べないと次に進めない!
四字熟語で「自縄自縛(じじょうじばく)」といいます。
エッセイ的に流れる文章を書き慣れている人が
論文や報告書を書くと、こうなりやすいんですよ。
こういう人は、箇条書きから始めてみましょう。
各段落の内容を「思いつくまま」「1センテンスずつ」並べていきます。
出揃ったら、
パソコンのアウトライン機能ならサクサク順番を並べ替え、
手書きなら書く順番に番号を振っていきます。
すると、あ〜ら不思議!!
接続詞がなくても意外と話が通じることに気づきます。
構成ができていると、接続詞は少なくて済むんです。
思いつきで書くから接続詞がたくさん必要になり、
不要な接続詞に縛られてあとが続かなくなる。
接続詞をムダに書かない。
そのために、あえて箇条書きから始める。
試してみて下さい。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.11.13 Vol.0442>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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