【体言止めはNG】仕事のメモは過去形と現在形を区別して書こう
「今月の目標」という項目に
「成約率を向上」と書いたら、「向上させたい」という希望であることはわかります。
でも「先月の振り返り」という項目で
「成約率を向上」と書くと、
「向上させた」とも「向上させようと頑張った」とも読めてしまいます。
体言止めって、述語が省略されているので
過去形なのか現在形なのか、
事実なのか目標なのか希望的観測なのかが区別つきません。
研修で「◯◯をPREPで書きなさい」というワークをときどきやります。
Point(要点)
Reason(理由)
Example(具体例)
Point(要点もう一度)
たとえば
Point「フェンシングをおすすめしたい」
Reason「体力、観察力、駆け引きの訓練」
Example「大学の推薦入試にも有利」
Point「ゆえにフェンシングがおすすめ」
「推薦に有利かもしれない」と「私も推薦で有利だった」とでは話が違ってきます.
Reason1「体力、観察力、駆け引きの訓練ができる」
Example1「私自身、フェンシングを始めてから◯◯な効果があった」
Reason2「大学の推薦入試にも有利になる」
Example2「一流大学の◯◯選手も△△選手もスポーツ推薦だった」
これならスッキリします。
Reasonは一般論としての理由なので現在形で、
Exampleは実際にあった事例なので過去形で。
体言止めではなく述語までちゃんと書いて、
事実か否かを区別しましょう。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.11.5 Vol.1165>

ロジカルシンキング&ライティング講師
ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。
ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。