じわじわ話題になっている本です。
この辺は易しいかな?
姉□肌
韋□天
四□山
これは難問でしょう(ニヤリ)
手□煉
とはいっても、クイズを頑張る系の本とはちょっと違うんですね。
三字熟語にからめた文豪や文化人のエピソードこそが、この本の価値です。
覚えたところで実利にはならない、純粋な教養本(笑)
いまのギスギスした日本社会にはこういう潤いが必要です。
読み物としても非常にいい本なんですが、
私は著者の出版戦略という点で興味を持ちました。
著者の西角けい子さんは兵庫で塾を開いていて、
全国1位の生徒を何人も輩出している凄い人です。
お母さん向けの、いわゆる「教育本」を何冊も出しています。
その人が、「三字熟語愛好家」という個人的な趣味で、
中学受験とは関係ない本を書いたんですね(笑)
160km/hの球を投げてるピッチャーが
趣味で凧揚げやってるくらいの脱力感。
一般的に、売れてきた著者がわがまま言って趣味の本を出すと売れないことが多いんですが、
この本は別ですね。
本業とまったく無関係でもなく、
でも読者ターゲットは従来とずいぶん違っていて、
しかも時代の空気感を半歩先取りしています。
著者のブランディングとしても
「受験の人」から「日本語の人」にシフトしていくかもしれません。
世界一受けたい授業とかに呼ばれそうな内容の本です。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.11.10 Vol.1170>
合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。