メールに「お世話になっております”」と書くべきか否か。
ときどき議論になります。
実は私もここ1年くらい、メールを雑に返しているんですよ。
「イラスト確認しました。OKです」
これだけ。
怒られたらやめようと思っていますが、いまのところ誰からも苦情は来ていません。
「◯◯様
いつもお世話になっております」という前置きを
なぜLINEには書かないのにメールには書くのか?
LINEの場合、数日ぶりのメッセージでも画面上では「以前からのトークの続き」扱いです。
会話の途中で挨拶を始めるのは変ですね。
これに対してメールは相手の受信リストに件名が並びます。
それを選んで「対話がスタート」するわけです。だから毎回挨拶が必要になる。
これは「◯◯様 いつもお世話に・・・」と書いてもOKなんですよ。
ただし、Gmailのようなスレッド形式のメールはLINEのトークに似ています。
1つの件名でやり取りがズラーッと続きます。
これで毎回「◯◯様 いつもお世話に・・・」と書くのは面倒くさい。
私が「OKです」だけで返信するのはGmailを使っているからです。
難しいのは、スレッド形式のシステムの人とそうじゃない人がやり取りするケースですね。
こちらがスレッドのつもりで「OKです」と即答しても、
ご丁寧に件名を変更して「鈴木鋭智様 いつもお世話に・・・」と戻ってきます(笑)
メールの作法が違う相手には「そっちのメールシステムなんだな」と理解しましょう。
その上で、相手の作法に合わせるか、しれっと自分の作法で返信するかは・・・相手との関係性によりますよね(笑)
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.5.6 Vol.0982>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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