中途採用で入社した方が打ち合わせの場に同席していて、
話の流れで「何で転職したの?」という話になりました。
「えっと、前の職場はこうこうこうで、このままでは自分が成長できないかなと思って・・・」
みたいな話をボソボソと始めたんですが、
いまの職場の先輩に同行してるんだから
「いまの会社の方が稼げるからです!」と即答するべきでしたね。
その方が自分と会社と隣りにいる先輩の格を上げます。
「いきなり給料の話なんて、はしたない」とか思っちゃいけません。
売上は影響力を表し、
利益は与えた価値を表します。
たとえば薄利多売というのは
お客さんを集めるので影響力はあるわけですが、
利益は少ないので、大した価値は与えていないとみなされます。
逆に富裕層向け高額商品は
影響力を与える人数は少ないけれど
その少数の人には他では得られない価値を与えています。
いずれにせよ、「稼げる」というのは、
影響力がある、価値を生み出せる、という意味になるわけです。
仕事を任せるとしたら
「この会社で稼げています!」と自信満々に言う人に頼みたいですよね。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.4.22 Vol.0968>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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