「しょうがない」という言葉があります。

これ、使い方に気をつけないと危険なワードです。

 

2007年には久間章生防衛大臣が「原爆しょうがない発言」で辞任に追い込まれています。

 

いまでも自然災害とか交通事故とか、番組降板で関係者に大迷惑をかけた芸能人とかが話題になると

「しょうがない」と言っちゃって隣のコメンテーターに怒られる人がいます。

 

なぜ「しょうがない」で喧嘩になるかというと、

 

意味が2通り考えられるからなんですね。

1 必然的なことで、避けられない

2 既に起きた事実は変えられない

 

 

原爆でも災害でも事件でも、

「既に起きた事実は変えられない」から「これからどうするかを考えよう」

という意味で「しょうがない」と言うと、

 

「必然的で避けられない」という意味で受け取った人が

「被害者に非があるとでもいうのか!?」と怒る。

という構図です。

 

2つの意味に受け取れる言葉はトラブルの元なんですよ。

気をつけましょう。

 

というか、

人が一見「非常識な発言」をしたとき、

「被害者の気持ちがわかってない!」と頭ごなしに叱りつけるのではなく、

「なぜその言葉を選んだのか?」を考えてみると、

自分とは異なる思考回路が発見できるかもしれません。

 

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