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某知恵袋の“ベストアンサー”
トートロジー。同語反復、同義語反復ともいいます。
「雨の降る日は天気が悪い」
「力とはパワーだ」
のように、一見「A=B」と言っているようで実は「A=A」しか語っていない文のことです。
「今のままではいけないと思う。だからこそ、日本は今のままではいけない」
「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
という某政治家先生のもありますね。
(個人的にはこういう軽いノリ、嫌いじゃないです。嘘つき爺さんたちよりずっと好感持てます)
受け答えのトートロジーもあります。
「犬とは何ですか?」「犬のことです」
「空腹なのはなぜですか?」「お腹がすいたからです」
みたいな噛み合わない会話です。
噛み合わない会話といえば、某知恵袋でこんなやり取りを見かけました。
最近、名探偵コナンの映画を見て思ったのですが。
前は「見た目は子供、頭脳は大人」だったのに、いつの間にか「小さくなっても頭脳は同じ」に変わっていたのですが、
何か理由でもあるのでしょうか?ベストアンサー
アニメのオープニング版
「たったひとつの真実見抜く、見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン!」劇場版
「小さくなっても頭脳は同じ、迷宮なしの名探偵、真実はいつもひとつ!」の違いです。
「変わった理由は?」に対し「こう変わったんです」って・・・答えになっていませんよね?
これも受け答えのトートロジーです。
ベストアンサーになっていますが、質問者さんは本当に納得したんでしょうか?
たぶん真相はこれ
テレビ版と劇場版のセリフの違い、
おそらく映画館には「高校生料金」があるからだと思います。
映画の中で「見た目は子ども、頭脳は大人」と言ってしまうと、「高校生探偵・工藤新一は大人なの? じゃあ高校生は大人料金?」という余計な疑問が生じてしまいますから。
やっぱり料金に関することですから、映画会社としては齟齬のないようにしておく必要はあるんじゃないでしょうか。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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