【敵はスーパーかパン屋か?】比べる相手を間違えると、どんぐりの背比べに自分から並ぶことになってしまう件
「それって、◯◯でも同じじゃないすか?」
企画を全否定しているように聞こえますが、大事な指摘です。
オンリーワンになれる場所を見つけるためです。
冷凍パンをおすすめするプレゼンを考えている方がいて、
最初は「冷凍なので保存ができる」とか「スーパーのパンと違って無添加」とかをアピールしていたんです。
でも、スーパーで買った食パンを冷凍保存している人は多いはず。
スーパーで無添加のちょっと高いパンを買う人もいるはず。
となると、「スーパーとの差別化」にはならないんですね。
「てか、冷凍だと何がいいんですか?」
「レンジで解凍するだけで、パン屋さんの焼きたての味が再現できます」
そこでしょ!
パン屋さんの焼きたてって、意外と家庭の朝食では食べられないものです。
朝早くパン屋に行って、買って帰ってこなきゃいけないので。
仕事帰りに駅ナカで買って、翌朝食べるという人が多いんじゃないでしょうか?
そう考えたら、
起きてすぐ家で焼きたての味と香りというのは
パン屋さんに勝てるポイントになります。
スーパーと比べている場合じゃなかった!(笑)
こういうこと、多いんです。
比べる相手を間違えると、どんぐりの背比べに自分から並ぶことになります。
「それ、◯◯でもできるよね?」
ここでは圧勝できないと思ったら
戦う相手を変えましょう。
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20万部超のベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズの著者。「受験からビジネスまで使える汎用メソッド」として大手企業の社員研修にも多数登壇しています。朝日中高生新聞で「書ける×受かる!小論文」、朝日小学生新聞では「楽しく発表プレゼンハッピー」を連載中。