こんな記事がありました↓
「6÷2を引き算で考えてみてください」がイメージできないワケ
https://gentosha-go.com/articles/-/33394
これ、うまく答えられない人は多いと思います。
それでこの記事は「算数教育」に物申しているわけですが・・・
私は世の中の問題がすべて「言葉の行き違い」に見えてしまう人間です。
「6÷2を引き算で表せ」と言われて問いの意味すらわからない人は
頭悪いんじゃないんです。悪しき暗記教育を受けてきた被害者でもありません。
「÷2」が「2つずつ分ける」とも「2つに分ける」とも解釈できて紛らわしいだけ。
「2つずつ」を先に考えた人は「6-2=4, 4-2=2, 2-2=0」と考えます。
ところが「2つに」と先に考えちゃった人は
「6-3=3, 3-3=0 ・・・でも、これって答えが3とわかっている前提の説明じゃね?」
ドツボにはまります。
2つ解釈があるとき、人は先に思い浮かんだ方に縛られがち。
「6÷2を引き算で説明できない大人」というのは
日本の算数教育の問題というよりはむしろ
「思い込みって、あるよね。テヘッ」という心理学のネタか
「2つの意味を持つ言葉は誤解を招く」という国語の話のように
私には見えてしまいます。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.4.17 Vol.0963>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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