朝から下の子がママと喧嘩してるんですよ。

「そんなルール、ボク知らないっ!」

 

彼が言うには、

ママが「歯磨き終わったら(ゆうべ録画した)ドラえもん見せてあげる」と言っていたのに、

歯磨きしている間に「あとでね」に変わったというんです。

 

騙された! 勝手にルールを変えられた!

と怒っていたんです。

(最近、「ルール」がマイブームのようです)

 

でも「一方聞いて沙汰するな」ともいいますから、

ママにも事情聴取してみました。

 

すると、ママが言ったのは

「歯磨き終わったらドラえもん見せてあげる。

でも朝ごはんは洗濯物干したあとでね」

だったんです。

 

ドラえもんの話と朝ごはんの話を

同時に言われたので、

「ドラえもんは あとでね」に聞こえてしまったんですね。

 

 

人間は、半分しか話を聞かない生き物です。

 

 

「ちゃんと指示したじゃないか!」

「すみません!(聞いてないんだけどなあ。。。)」

みたいな行き違いは大人の間でもよくあります。

 

能力や年齢の問題ではないんです。

 

他の事に気を取られているときにあれこれ言われても

全部を正しく聞き取ることはできません。

 

慣れていない人(新人、バイト、外国人)だと、

1つ目の指示を理解しようとしているところに

次の指示を言われたら、そりゃ混乱します。

 

国民みんなが長時間残業と睡眠不足で

常にボーッとしている日本企業ではなおさら

「人は半分しか聞かない」という前提で話すしかありません。

 

 

指示は一度に一つだけ。

いま言わなくていいことは言わない。

 

 

職場が多様化するほど、

誤解や聞き漏らしを防ぐ工夫が必要になります。

 

もちろん、プレゼンやスピーチでも

余計な言葉を思いついて付け足さないように気をつけましょう。

 

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