読者の方から
「先日の記事を読んで、
仕事でミスしたときに『大笑いとまではいかないけれど、多少笑って』みたところ、
先輩に余計怒られた」
というお便りをいただきました(笑)
すんません。自己責任でお願いします m(_ _)m
ちゃんとフォローすると、
「多少」程度ではなく
明るく大笑いするといいんです。
明るい声で「ハハハハハハ!」と笑うと、「笑い飛ばしてる」ように聞こえる。
でも遠慮しながら笑うと、「ごまかしてる」ように聞こえる。
先輩の小言も笑い飛ばせるようになるといいですね。
笑い方や言葉グセは学ぶものです。
というか、他人から伝染するものです。
大学時代、研究室の助手をしていた先輩に
ものすごく明るく大笑いする人がいました。
壁越しにケラケラ聞こえてくるんです。
その笑い声が大好きだったんですよ。
小さい悩みとか吹っ飛ばしてくれそうで。
実際、後輩がヘマをしたときも叱ることなく笑い飛ばしてくれました。
私のいまの笑い方はその先輩の影響です。
もう一つ、人から受けた言葉グセの影響が。
私はよく子どもたちに「パパ、天才だもん」と自分で言います。
絵を描いたり、壊れたオモチャを直したり、ケンカをうまく仲裁できたときとか。
たぶん編集者とか仕事関係者にも言ってると思います(笑)
「小論文に関しては僕、天才なんで」
この「俺、天才」にも元ネタがあるんです。
仙台に住んでいた頃、泉中央駅の近くに
「愛と勇気と炎の拉麺屋 たいらん」というお店がありまして、
そこの店主がカッコいいんですよ。
夕方、まだ営業前なのに店の前には行列ができています。
そこにバイクでブロロロロオオン!とやって来るのが金髪坊主の店主。
店の前にバイクを停めるなり開店し、
厨房で炎を上げてラーメン作り始めるんです。
矢沢かよ?
(20年くらい前の話です。いまは別な方向に風貌が変わっているようで・・・)
その店主が地元のテレビに出たことがあって、
自分で作ったラーメンを食べてみせるんですが、
そのときの一言が
「俺って、天才だな」
(おー! 自分で言ってるよ!)
ふつう、思っていても言いませんからね。謙虚が美徳の日本人は。
でもこのとき、自己肯定感を言葉にすることを「許された」ような気がして、
それ以来、自分の口癖になりました(笑)
プラス思考というのは伝染するものですが、
具体的には
笑い方と言葉グセを真似ているんじゃないかと思います。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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