剣道教室の指導員が小学1年生の女の子の頭を木刀で殴って脳震盪を起こさせたというニュース。
東京 剣道教室元指導員 木刀で児童けがさせたか 書類送検 |NHK 首都圏のニュース
【NHK】ことし1月、東京・足立区で開かれた剣道教室で、小学1年の女の子の頭を後ろから木刀でたたき、脳しんとうなどのけがをさせたとして、53歳の元指…
元指導員は「腕が正しく上がっていないことを教えるためだった」と言っているそうですが、
保護者に対し「きょうの稽古でしめてやる」とLINEを送っていたそうで。
ダメな先生といい先生の違い
いい先生とは、能力の高い人でも実績のある人でもありません。
イレギュラーに対応できる人です。
教科書の通りに学べて実践できる人って、案外少ないものです。
大半の人は聞いても忘れるし、言われた通りに行動できません。これが普通です。
しかもできない理由は人それぞれ。前提となる知識がない、余計な知識のせいで勘違いしている、自己流の癖がついている、大事な説明を聞き逃していた、心配事があって集中できずにいる、体格的にまだ難しい・・・。
それを受け入れて、解決できるのが「いい先生」ではないでしょうか。
理想の高い先生ほど、思い通りにならない生徒にイライラします。
「何で言う通りにできないのっ!!」
「努力が足りない!」
「そもそも人としての心構えがなってない!」
できる人が「善」、できない人が「悪」みたいに裁いてしまします。
でも、教科書通りに学べる人は最初から自分で教科書を読めば済むわけで、先生を必要としません。
(喋ってくれる人が必要? だったら動画で十分。いまならAIが読み上げてくれます)
先生を必要とするのは優等生ではなく、イレギュラーな人たちなんです。
お医者さんも「先生」と呼ばれますが、いわゆる「名医」のところには「よその病院では『異常ない』と言われたけど、やっぱり痛い」というような患者さんが全国からやって来ます。
教科書通りの症例には当てはまらない、イレギュラーな症状を抱えた患者さんに気づいてあげられるのが名医なんですね。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。