【理想と現実】課題文が読めない子には、読めないなりの「セカンドベストな答案」を指導することも必要だったりする件
不思議なもので、
子どもたちの絵とかピアノには、
どんなに下手でも「上手!天才!」とよく褒めるんですが、
小論文指導だけはマジになってしまいます。。。
目指すべき高いゴールを知っているだけに、
「課題文を読み間違えてるだろ、ゴルァ!」と言いたくなっちゃうんですね(笑)
何をどう教えても読めるようにならない子って、一定数いるんですよ。
能力の問題なのか、心理的な何かのブロックなのかわかりませんが。
そういう子に「出題意図を見抜いてベストな答案を書け!」と要求しても、無理なんですよね。
読むところでつまづいて、書く練習に入れません。
この場合はどこかで見切りをつけて
「出題意図とはズレてるけど、文章はちゃんと成立している」というセカンド・ベストをゴールにするのが現実的です。
出題意図で上位50%に入れなくても、下位50%の中で一番取ればチャンスは残ってますから。
という、理想と現実の折り合いのつけ方を
私も最近ようやく覚えてきたところでして。。。(苦笑)
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。