AO推薦(総合型選抜、学校推薦型選抜)の受験生は
そろそろ二次選考の小論文の準備に入る頃ですね。
みなさん、ここで面食らいます。
課題文の長さと難しさに!!
あれ?おかしいなあ?
学力試験を避けてAOにしたのに、
センター試験の現代文よりずっと難しいやつ読まされてるぞ???
ハッハッハ!人生に楽な道なんかないってことですよ(笑)
将来、楽して儲けようとマルチ商法のカモにされないか、大変心配です。
現代文のテストは分量も難易度もかなりコントロールされていて、
理科社会の選択科目にも左右されないようになっています。
でも小論文にはそんなルールはなく、
いきなり専門書とか学術論文の一部が出ることもあります。
背景知識がないと「何の話をしているのか」すらピンとこないことも。
2018年、青山学院大学の文化政策学部では
ルソーの『社会契約論』の一節が出ました。
有名な社会契約説そのものの話ではなく、
国家が君主政か民主政かはその国の農業の生産力によって決まるという、ちょっと風変わりな説の部分です。
後の時代にマルクスが言い出した唯物史観と剰余価値説を知っていればヒントになるんですが。。。
って、高校生がそんなこと知ってるわけがない!
普通に一般入試で受験した方が簡単だったんじゃないでしょうか?(笑)
さて、こんな難解課題文の迷宮に入り込んでしまった受験生のみなさんに
読解と要約のコツを紹介する動画をアップしました。
このやり方で、過去問を片っ端からマトリックスに整理してみましょう。
初めて見る難解な文章でも、勘が働くようになりますよ。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.10.11 Vol.0775>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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