「結構売れてますよ」
「繁盛してるみたいですよ」
「きっと流行りますよ」
あいまいな言い方ばかりする人って、います。
世間話ならむしろこの方がいいんですが
(大阪の幼稚園では園長先生と園児のあいさつが「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんな」だと聞きましたが、本当でしょうか?)
仕事でこういう表現は危険です。
「結構売れてますよ」を真に受けて
キャンペーン、ドーン!
追加発注、ドーン!
在庫、ドーーン!!
経験あります(汗)
チームの中の誰かが確認すればいいんですよね。
「結構売れてるって、実際の数字はどうなんだ?」
「繁盛してるみたいって、どこの情報なんだ?」
「きっと流行りますって、根拠は何だ?」
でも、実際にはこれがなかなか言い出せない。
問い詰めて困らせるのもなあ。。。
データ出せ出せおじさんと思われたくないし。。。
いまさら根拠ありませんなんて白状されるのも怖いし。。。
こういうときは、
問い詰めモードではなく
共感モードでいきましょう。
「売れてるんですか!すごーい!
ちょっとそのデータ、私も見てみたいです。あとで送ってもらえますか?」
その場で追及せず、猶予を与えましょう(笑)
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2019.5.25 Vol.270より>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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