小学生のランドセルが重すぎる問題というのがありまして、
1年生のランドセルの中身(教科書やノートなどなど)が2キロ(!)
高学年になると、ランドセルと勉強道具と楽器や体操着などを合わせて6キロにもなるそうです。
星飛雄馬か?
その対策として、
文部科学省が「置き勉」を認める方向だとの報道が。
置き勉とは、教科書などを学校に置きっぱなしにすることです。
ふーん。。。
「教科書と副教材を減らす」という発想にはならないんですね(笑)
盗難、紛失、イタズラが頻発して「やっぱり置き勉は禁止」に戻ることが容易に予想されます。
私自身の子ども時代を振り返ると、
授業が楽しくて印象に残っている先生たちは
みんな教科書なんか使わない人でした。
中学1年のときの社会の先生が何かのついでに話した一言。
「ユーゴスラビア。チェコスロバキア。ほら、国名にスラブ民族って入ってる」
いまでも覚えているんですよ。
国名に意味や由来があることとか、
しかもヨーロッパの言語は微妙に発音が変わることとか、
中1の私にスコーーーン!と刺さるものがあって、
地球儀の見方が変わりました。
この先生にはよく怒られたし殴られたので大嫌いでしたが、
教科書を使わなくても「教えたいこと」が溢れて止まらないという意味では
プロだったなあと思います。
置き勉を許可するよりも、
そもそも教科書って必要?
そこから考え直してもいいんじゃないかと思います。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。