学校の怪談
自分でもときどき「怖いわ~」と思うことがありまして。
先生とか面接官とかリーダーとか
人の能力や姿勢を見る立場の方って、
「人を伸ばすプロ」になっていく人と
「人を査定するプロ」になっていく人に分かれます。
査定といっても、
これができてないからマイナス5点、
これ失敗したからマイナス10点のような
減点主義的なやつ。
「こうあらねばならない」からちょっとでも外れていると
鋭い眼がキラーン!と光って見逃さない。
ま、これはこれで
教育とか組織とかにおいては必要なことかもしれませんが、
どこかに遊び心がないと、
人の能力って伸びないんですよね。スパークしない。
ところが、
人を評価する立場、
人に命令する立場、
人を裁く立場になると、
うっかり「間違い探しモード」の方が発動し、
飲み込まれてしまうんですよね。
しかも、
役職を離れても染み付いてしまう。
店に入れば店員の不手際が許せず、
外を歩けば通行人のマナーに目くじらを立て、
家に帰れば家族の嘘を問い詰め、
テレビを見ればBPOに通報したくなる。
怖い、怖い。
自分でも気をつけます。
ぶっちゃけ、ときどきあるので(汗)

20万部超のベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズの著者。「受験からビジネスまで使える汎用メソッド」として大手企業の社員研修にも多数登壇しています。朝日中高生新聞で「書ける×受かる!小論文」、朝日小学生新聞では「楽しく発表プレゼンハッピー」を連載中。