「明らかに表現のミスが多い文章」や

「関係ないことが並んでちぐはぐな文章」なら

その場でザクザク直せます。

 

でも、

「とりあえず内容はわかるし、特にダメな点はないんだけど、

そんなに刺さらない文章」というのは、

紙の上だけでは直せないんですよね。

 

書いた本人からいろいろ聞き出す必要があります。

 

 

ある部品メーカーの方。

 

《創業何年で、工場がどこにあって、削り出す技術がこうこうで、その部品の種類は何百あって・・・》

 

書き方が、というよりは情報が業界関係者向けなんですね。

一般の人でも興味を持つような情報を掘り起こす必要があります。

 

「ところで、その部品ってどこで使われてます? 一番有名なとことか、すごいとことか」

「トヨタのエンジンとか、あとハーレーダビッドソンとか・・・」

「ハーレー?! マジっすか?! それ、最初に書きましょうよ!」

 

《ハーレーのエンジンに使われるこの部品。弊社のこういう技術で作られています。》

 

こっちの方が、一般の人が食いつきますよね。

 

人は大事なことほど書き忘れるんですよ。

 

読み手にとっては面白くて価値のあることなのに、

書き手にとっては日常のことなので、

せっかくの価値に気づかずスルーしてしまう。

 

だから、書き手にいろいろ聞いて

価値のあるネタを掘り起こす必要があるわけです。

 

紙に赤入れするだけではここまでできないんです。

書き手と添削者が対話して初めて、

文章は化けるんです。

 

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