「1億稼いだ男w」がタウリン1000mg効果で量子コンピュータをめぐる日経と朝日の見出しを斬ってみた件
昨日は都内の高校で先生向けのセミナーでした。
10万部達成したことを公表してしまったので、
いつもの自己紹介「9万9千5百部なんです、あと500!」は使えないんですね。
正直に「10万部売れました」と言いました。
・・・ちょっと反応が微妙(笑)
そうですよね。CDだったら100万枚で「ミリオン達成」なんていいますから、
10分の1なわけですよ。
「参考書としては異例」なんてエクスキューズは弱いんです。
そこで、言い直しました。
「総売上1億円になります」
「おーーーー!!」
来た来た、このリアクション!
「タウリン1000mg」っぽい感じもしますが。
数字をどう表現するかで、与える印象はずいぶん変わるものです。
昨日のニュースにこんなのがありました。
「グーグル、量子計算機で「超計算」成功と発表」(日本経済新聞)
これだと凄いのか何なのか、私もピンとこなかったんですが、
「スパコンで1万年かかる計算、200秒で グーグル実証」(朝日新聞デジタル)
こちらの方が「マジすか?!」と目が止まります。
「超」より「数字」です。
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。