前回の記事に対して、
「金髪ロン毛の写真を公開してほしい」というリクエストを数件いただきましたが、
軽くスルーさせていただきます(笑)
そんな声に紛れて
「話すときに緊張して声と手が震える上に、論理的じゃない説明をしてしまう」
というご相談をいただいたので、
こっちにお答えしましょう。
「論理的じゃない説明をしてしまう」という自覚があるということは、
話しているうちに順番が正しくないなと感じているわけで、
シナリオを決めずに思いつきで話しているんじゃないですかね?
考えながら話すと、不安なので緊張しますし、疲れます。
シナリオを決めて、考えなくても話せるようにしましょう。
プロのセミナー講師は、
毎回ほぼ一言一句違わず
1時間、2時間話すことができます。
飲み会や合コンで盛り上げてくれる話し上手な人も
鉄板ネタのトークをいくつか持っていて、
毎回ほぼ一言一句違わず話しているものです。
上手い人ほど、アドリブでは話さないんです。
もちろん、彼らも鉄板のシナリオを完成させるまでは試行錯誤します。
話の順番や言葉の選び方、間のとり方、抑揚のつけ方・・・
こうしたらもっとウケるんじゃないか?と工夫を重ねます。
場数を踏むのは、慣れるためではなくPDCAを回すためなんです。
では、どのようにシナリオを作るのか?
初心者にとって一番簡単なのは、「大事な順に話す」というもの。
内容を重要度で3つに分けます。
1 絶対に言い忘れたら困ること
2 その補足として大事なこと
3 言い忘れても差し支えないこと
この順番で3行にまとめておけば、
覚えやすいし、忘れません。頭使わなくても話せます。
(オチを最後にとっておこうとするから、言い忘れてスベるんです!)
緊張しても、話し方が下手でも、声が震えても、時間切れになっても、
この順番なら大事なことは正しく伝わるので大丈夫。
プレゼンや説明・報告に不安がある方は
是非試してみてください。

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。