あるエージェントの方から伺いました。
「PDCA研修」を提供する研修会社は多いのですが、
どこも「グループワーク」と称してやっているのが
トランプタワーとか、ストロータワーとか、折り紙とか、なんだそうです。
トランプや折り紙の工作で高さとか数とかを競わせて、
1回目は普通の成績になる。
で、2回目にヒントを与えると
全く違う方法に気づいて爆発的な成績を出し、
「ほら、PDCAの効果すごいでしょ?!」
楽しいし、達成感あるんですが・・・
PDCAを学ぶ上ではほとんど役に立たないんですよ。
だってそれ、Check(検証)の結果じゃないし。
ヒントもらって思いついただけだし。
「仮説を立てて、ベンチマークを決めて、検証して、仮説を修正する」
という「仮説検証」の体験が抜けているんです。
コピーは劣化するんです。
オリジナルにあった詳細とか目的とか文脈とかが変わってしまうんです。
これがテンプレートの限界です。
「教育」を売る会社の商品がパクリって・・・w
でもそれに加えて
競合各社がみんな同じテンプレートでコンペに挑むという図がシュールで笑えてしまいました。
で、気づいたんですよ。
そもそもクライアントが「身体を動かすゲーム的な研修」を求めるのは
「座学は死ぬほどつまらないもの」と思っているからではないか?
居眠り続出のつまらない座学なんかに当たったら
研修担当者の面目が丸つぶれです。
それを避けるために
「身体を動かして眠くならないゲーム的な研修(ただし中身は薄い)」
をリクエストせざるを得ないのかもしれません。
ならば、
もし、座学が楽しくて2時間飽きず、学ぶことの多いものだったら
ゲームいらないわけですよね?
その分、明日からの業務に直結するワークをやることも可能です。
というわけで、
「座学は楽しく、ワークは実践的なPDCAトレーニング」のプログラムを作ってみました。
研修担当者のみなさま、興味がおありでしたらご連絡ください。
お問い合わせはこちらです。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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