激辛担々麺なのに「辛さひかえめもあります」なんてエクスキューズすると、誰にもモテない八方美人になってしまう件
激辛担々麺の記事を書くとき、
「辛いのが苦手な人でも大丈夫。辛くない担々麺もメニューにあります」
なんて書いてしまうと、刺さらない文章になっちゃいます。
辛い話なの? 辛くない話なの?
辛いのが苦手なら、激辛担々麺の店に入らなきゃいいだけなのに。
こういうときは
「辛さMAXにすると、もうヤバいです!」と振り切った方が
激辛好きの人たちには確実に刺さりますよね。
文章を書くとき、セールストークをするとき、
新規ビジネスを考えるとき、
八方美人やってしまうこと、あります。
失敗したくないという「守り」に入っていることもあれば、
お客さんを総取りしたい、なんて「欲」に駆られることもあると思います。
「保身」と「欲」。
対極に見えますが、どちらも判断をブレさせるノイズです。
この2つと対極にあるのは・・・
「潔さ」ですかね。
嫌われてもいい、損してもいい、失敗してもいい。
そう割り切って勝負に出る。
表現でも商売でも同じかもしれません。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。