学校の作文では1行目に題名、2行目に名前を書いたけど、会社の昇進試験も同じ?

2000字びっしり文章で埋めるべき? 途中で見出しをはさむべき?

テンプレートがある職場のメールや報告書と違って、昇進試験の論文って「基本の書き方からわからない」ということもありますね。

でも大丈夫!

この記事では「昇進試験での原稿用紙の使い方」を基本から説明します。

題名や名前はどこに書くの?

題名(タイトル)を書くとき、書かないとき

題名を書くか書かないかは、「自由テーマ」か「指定テーマ」かによります。

自由テーマの場合

自由テーマとは、「これからの抱負」「これまで取り組んだこと」のように漠然とした出題のことです。

「これからの抱負」といっても、営業職で成果を上げたいのか技術のスペシャリストになりたいのか、人によっていろいろ。そこで「ブロックNo.1を目指して」「生産効率向上への挑戦」のように、話題を絞るために題名を書くことが必要になります。

指定テーマの場合

一方、具体的な質問に答える形の昇進試験もあります。

「あなたは工場長です。生産ラインにおいて◯◯の問題が発生しています。これに対しどのように対処しますか?」

「AIの普及によって、あなたの職場にどのような変化があると考えられますか? そしてあなたは管理職の立場でどのように対応しますか?」

このような設問に答える論文の場合は題名を書く必要はありません。1行目から本文に入りましょう。

名前はどこに書くか

名前をどこに書くかは、会社独自の答案用紙か市販の原稿用紙かによります。

会社独自の答案用紙の場合

会社独自の答案用紙(フォーマット)がある場合、所属と名前を書く欄があるはずです。論文を書く原稿用紙部分に名前を書く必要はありません。

市販の原稿用紙の場合

市販の原稿用紙が配られる場合は、欄外の余白の適当な場所に書いたりせず、原稿用紙の中にきっちり書きましょう。

会社から指示がない場合は、1行目に左寄せで[題名]、2行目から右寄せで[部署・役職]、[氏名]、そして1行あけて4行目から左寄せで本文に入ります。

営業力強化のためのチーム運営について

法人営業部 営業企画課 営業戦略係 係長
山田◯郎

(1行あける)

[本文]

題名を書かない場合は、左寄せで[部署・役職]、[氏名]、1行あけて[本文]の順です。

法人営業部 営業企画課 営業戦略係 係長
山田◯郎

(1行あける)

[本文]

見出しはつける?

1200字を超えるときは「見出し付き」がおすすめ

字数が「800字」など短い場合は見出しをつけず、本文だけで埋めます。

でも昇進試験の論文は「1500字」や「2000字」など長いことが多いですよね。

目安として1200字以上の場合は、全体を3部構成くらいに区切ってそれぞれに見出しをつけると読みやすく(しかも書きやすく)なります。

1 現状の分析と課題
 過去一年間、弊社の飲料工場は挑戦的な市場環境に直面してきた。売上高は前年度比でわずかな増加を示し、生産ラインの効率性が改善されたものの、競争は激しさを増しており、利益率は低下している。また、一部の生産プロセスにおいては品質管理に関する不具合がたびたび発生している。
 これらの分析を踏まえ、当工場が直面している課題は以下の点に集約される。競争の激化と市場変動への対応、生産ラインの最適化と効率向上…(以下略)
(1行あける)
2 課題の根本原因の分析
 過去において、当工場では競争力の維持と課題解決のためにさまざまな取り組みを行ってきた。これには以下のような取り組みが含まれる。(以下略)

見出しつきで書くときのルール

見出しをつけるとき、次の点に気をつけると読みやすい論文になります。

  1. 「1 ◯◯◯◯」と番号をつける。
  2. 本文から次の段落までの間は1行あける。
  3. 本文はインデント(字下げ)をせず、原稿用紙の端から端まで使う。

「インデント(字下げ)をしないと、見出しと本文の区別がつかず読みにくくならないか?」と心配になるかもしれませんが、そこは大丈夫です。

  • 「1 ◯◯◯◯」と番号をつけているので見出しが目立つ
  • 段落の最初は1マスあけるので本文も目立つ

それぞれ「ここは見出し」「ここから本文」とパッと見てわかるので、インデント(字下げ)で区別をする必要はないわけです。

段落のルールを守ろう

本文を書くときは段落のルールを守りましょう。

そもそも「段落」とは?

段落とは、内容ごとにまとまった文章のブロックのことです。

これです↓

途中で句読点( 、や 。)があっても、内容が続いているなら改行しません。ブログやメールとは異なる、論文のルールです。

ブロック状になっていることで、読み手は「このまとまりが1つの内容なんだな」と一目でわかり、理解しやすくなります。

「改行したら1マスあける」ではない

段落の最初は1マスあけるのがルール。

よく、1段落目の最初は1マスあけず、2段落目から1マスあける人がいますが、それは「改行したら1マスあける」と覚えてしまった人です。

正しくは「改行したら」ではなく「段落を始めるとき」。

「ここから新しい内容が始まるよ」というサインとして考案されたのが「1マスあける」なのです。

縦書き? 横書き?

市販の原稿用紙を使う場合、その原稿用紙が「縦書き」か「横書き」かで迷うかもしれません。

基本的に、ビジネス文書は横書きです。昇進試験や資格試験も基本は横書きです。

でも学校の頃の癖で、原稿用紙を見ると無意識に縦書きで使ってしまう人もいるんですよね。

縦書きの原稿用紙には、中央に帯のような部分と魚尾(ぎょび)と呼ばれる目印がついています。

この帯と魚尾がなければ、普通は横書き原稿用紙です。

右下の「20×20」という文字の向きでも確かめられます。

どうしてもわからない場合は、試験監督に質問するといいですね。

まとめ

  1. 自由テーマのときは題名を書く
  2. 具体的な設問のときは題名は書かない
  3. 名前の欄がないときは原稿用紙の中に部署・役職と氏名を書く
  4. 1200字を超えるときは見出しをつけるのが効果的
  5. 段落は「最初に1マスあけて、内容のまとまりごとにブロック化する」
  6. 横書きか縦書きかは原稿用紙の仕様を見て判断する

ごくごく基本的な原稿用紙のルールですが、書式がきちんとしている答案はそれだけで採点者に好印象を与えます。

レイアウトで個性を出す必要はまったくありません。

きちんとした書式で減点されない論文を書き、

目指す役職を勝ち取りましょう!!

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