先日、子どもの作文に親が口をはさむなという話を書きました。

子どもの表現を潰しちゃうからなんですが、

教える側としても面倒くさいんですね(笑)

 

「君、俺の授業出てるよね? なんでこんな書き方になっちゃうの?」

「お父さんがこう書けって・・・」

 

こうなると、目の前の生徒を説得するだけでなく、

その子を通して親まで説得しなければなりません。ふぅ。。。

 

医学部など難関大学を受ける「できる子」ほど、母親より父親の介入が多い傾向があります。

 

でもその口出しの理由が

「現場ではきれいごと言ってられないんだよ」とか

「大学病院の組織内でそんなこと言えるわけがない」とか。

いやいや、受験生が病院の裏事情なんか知らないことくらい、大学教授もよくわかってます。

その上で「課題文から問題点を見つけて解決策を出す」という思考力を見ているだけなのに。。。

 

「地球温暖化というのは実際はこうだから」というのもありますね。

たしかに諸説ありますが。。。

でも「CO2で地球の気温が上がっている」という前提でグラフが並んでいたら、まずは資料をちゃんと見ましょうよって話です。「本当はCO2は問題ではない!」とグラフを無視してはいけません。

 

大人は知識がある分、問題の外側から判断しがちです。

でも入試問題には入試問題のルールがあるんですよ。

なので親からいろいろ言われると、18歳の優等生でもやっぱり混乱します。ブレて方向を見失います。

 

親の意見を押し付けたくなるのをググッとこらえて、

代わりに質問をしてみましょう。

「資料をどう解釈してこの答案になったの?」

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