アテンション・プリーズ!
昨日は幼稚園の運動会でした。
ベテランの先生と新人の先生を見ていると、
「子どもたちのアテンションを引きつけてから、本題に入る」
というタイミングが違うんですよ。
お遊戯の出番を待ってガヤガヤ並んでいる年少組に先生が言いました。
「みんなー! これ、なーーーーんだ?!」
うしろに隠していた袋をチラッと見せます。
「お面!」「エビカニ!」
子どもたちが食いついて、先生に注目し始めます。
「いまから、みんなに、プレゼントしちゃいまーーす!!」
「わーい!」
「じゃあ、そのまえに、せんせいから、
だいじなおねがいがあります。きけるひとーーー?」
「はーーーーい!」
エビカニクスのお面なんて自分たちで作ったわけで、
運動会で使うことも出番前に配られることもわかっていたはずですが、
ちょっとした声のかけ方、見せ方、間の取り方で
さっきまでグダグダに集まっていた子どもたちが
みるみる統率の取れたチームに変わるんです。
プロだなあ。。。
子育てしていない方でも、
大人相手の仕事をしている方でも、
幼稚園から学べることって、たくさんあります。
運動会といえば組体操。
年長組の人間ピラミッドも感動的ですが、
ビデオを撮るため脚立を並べた保護者ピラミッドも
横から見ると壮観でした。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。