トークが上手い講師、コンテンツの濃い講師、受講者いじりが得意な講師
最近、
YouTube配信のお誘いをいただいたり
社内研修が事前収録の映像講義だったり
サイトに動画を載せたいというオファーがあったりと、
動画関連の話が増えています。
映像授業を最初に始めた代々木ゼミナールの出身なので
しゃべりを撮影されることには抵抗なく、
「いいっすよー」
と軽くOKするんですが、
その一方で
「カメラの前で一人でしゃべっても、半分しか面白くないのに・・・」
とも思っちゃうんですね。
講師の強みというのは人それぞれで、
ギャグが面白い人、
博識で話の中身が濃い人、
話の抑揚やテンポが絶妙で聞き手を惹きつけてしまう人、
そして受講者をいじるのが上手い人。
上手い講師ほど、みんなスタイルが違うんです。
たまに、
「セミナー講師養成講座」的なところに通ったのに話し上手になれない!
なんてことが起こるのは
講師が自分と同じスタイルの講師を育てようとしてしまった場合です。
むしろ受講者が秘めているスタイルを見抜いて、それを活かしてあげる方がいいんです。
社員を社内講師に育てる、という場合も、
きっちり仕込むところは仕込み、
でもパフォーマンスは型にはめないで強みを伸ばしてあげた方が
いい講師になります。
で、私の強みですか?
ズバリ、受講者いじりです(笑)
(これも簡単じゃないんですよ。いじる相手の選び方とか、質問の選び方とかノウハウがいくつもあるんです)
なので本当は
カメラの前で一人でしゃべるよりも
受講者のいる会場でのリアルな風景を
撮っていただく方が好きですね。

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。