日本語の苦手な外国人社員が
日本語でプレゼンしなきゃいけないとき、
無理に流暢な日本語を話そうとする必要はありません。
しゃべることを全部スライドに書いて、自分なりの発音で読み上げましょう。
聞き取りにくくても、目で読んでもらえば伝わります。
「あつまれどうぶつの森」なんて、しゃべっている音声自体は意味不明ですからね(笑)
それでも字幕のおかげで「ちゃんと話している」ように錯覚します。
この場合、書いてないことを口頭で補おうとしちゃいけません。
「いまどこ?」とスライドのどこを見ていいか迷います。
下手に図解なんか入れなくてもいいですね。
もし、2つのテキストボックスを矢印でつないだりするなら、
2つ目のテキストボックスは「その結果」とかの接続語から書き始めましょう。
矢印の意味がわかりやすくなります。
今日は「上司に手伝ってもらった」という外国人社員の方のプレゼンを聞いたんですが、
読めない漢字が多くて手こずっていました(笑)
「市場」は「いちば」?「しじょう」?
「大人数」は「おとなかず」?
スライドとは別に、ひらがなの原稿を手元に用意しておくのがいいかと思います。
アクセントや区切りのタイミングも記号で書き込むといいですね。楽譜みたいに。
日本語の能力そのものを上げなくていいんです。
プレゼンの数分間だけうまくごまかしましょう。
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<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2022.1.18 Vol.1239>

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。