動画や録音で
自分の声が通らない、こもっている、パキッとしない・・・
「よし、高級コンデンサーマイクを買おう!」
なんて、大人はすぐ高価な機材に走ってしまいますが(笑)、
もしかしたらそれはマイクのせいではなく、
母音と子音の発音がちゃんとできていないのが原因かもしれません。
上の子(3年生)が国語の音読の宿題をやっていました。
「夕日がせなかをおしてくる
まっかなうででおしてくる
歩くぼくらのうしろから
でっかい声でよびかける」
見ていると、口が半開きのまま動いてないんです。
いっこく堂か?!
でもこういう人、多いですよね。
口が動かないと、アイウエオの母音が中間音になって「覇気のない声」になります。
鏡の前で「ア・イ・ウ・エ・オ! バ・ビ・ブ・ベ・ボ!」
「夕日」の「ひ」。子音が弱いと「だらしない話し方」になります。
ハ行は息をのどの近くで摩擦させます。
(ハー・ヒー・フー・へー・ホー)と息だけでささやく練習をしてみましょう。
息が弱い人はハヒフヘホをささやけません。
・・・なんて練習を5分くらいやりました。
練習前と練習後の録音を比べてみると、
明瞭さが全然違う!
本人もビフォーの録音を聞いて「口動いてないww」とわかったようです。
私もしゃべる仕事が1か月も空いたりすると、滑舌悪くなりますね。
疲れてたり眠かったりする日も、口の筋肉がちゃんと動きません。
セミナーの前は控室で鏡に向かって口を動かすトレーニングをするのがルーティンです。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2022.1.16 Vol.1237>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
→プロフィールの続きを読む