【脱いっこく堂】高級コンデンサーマイクにお金をかける前に、◯◯を直そう
動画や録音で
自分の声が通らない、こもっている、パキッとしない・・・
「よし、高級コンデンサーマイクを買おう!」
なんて、大人はすぐ高価な機材に走ってしまいますが(笑)、
もしかしたらそれはマイクのせいではなく、
母音と子音の発音がちゃんとできていないのが原因かもしれません。
上の子(3年生)が国語の音読の宿題をやっていました。
「夕日がせなかをおしてくる
まっかなうででおしてくる
歩くぼくらのうしろから
でっかい声でよびかける」
見ていると、口が半開きのまま動いてないんです。
いっこく堂か?!
でもこういう人、多いですよね。
口が動かないと、アイウエオの母音が中間音になって「覇気のない声」になります。
鏡の前で「ア・イ・ウ・エ・オ! バ・ビ・ブ・ベ・ボ!」
「夕日」の「ひ」。子音が弱いと「だらしない話し方」になります。
ハ行は息をのどの近くで摩擦させます。
(ハー・ヒー・フー・へー・ホー)と息だけでささやく練習をしてみましょう。
息が弱い人はハヒフヘホをささやけません。
・・・なんて練習を5分くらいやりました。
練習前と練習後の録音を比べてみると、
明瞭さが全然違う!
本人もビフォーの録音を聞いて「口動いてないww」とわかったようです。
私もしゃべる仕事が1か月も空いたりすると、滑舌悪くなりますね。
疲れてたり眠かったりする日も、口の筋肉がちゃんと動きません。
セミナーの前は控室で鏡に向かって口を動かすトレーニングをするのがルーティンです。
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。