うちの子の小学校では「学校指定の上履き」というものが決まっています。
ところがそのメーカーの靴のサイズは
19cmの上が20cmになっていて、
「19.5cm」がないんです。
19cmでは小さいので1つ上の20cmを履かせたらカパカパ脱げそうで危ないし・・・
安全を考えて他のメーカーの19.5cmを履かせると「校則」に反するし・・・
でも、
「学校指定」というのは絶対的なルールなんですかね?
子どもの安全を引き換えにするほど大事なものなんですかね?
ためしに学校に電話してみました。すると、
「華美でなければ、指定メーカーでなくてもいいですよ」。
ほら(笑)
学校のルールなんて、そんなもんです。
先生だって「必要以上に決めすぎ」と思っていたり、
言われて初めて規則の存在に気づいた、なんてことも多いんです。
不合理なルールには「とりあえず言ってみる」。
ルールに黙って従うのではなく、人間がルールを管理するのが民主主義です。
予備校生だった頃、
代ゼミ仙台校の福田寮というところに住んでいまして、
ここには「夜7時半以降ほかの部屋に行ってはいけない=他室訪問禁止」というルールがありました。
7時半をすぎると、大学生の監視係が見回りを始めるんです。
アルカトラズ刑務所っぽい。
この監視をかいくぐって深夜集まる、あのスリル(笑)
私や仲間たちはよく捕まって説教されたり反省文や始末書を書かされたりしてました。
最後はペナルティーで腕立て伏せ100回とか。
それでも「反省」なんかしなかったですね。
受験勉強よりももっと価値のある「深い話」をしていることもありましたから(たまに)。
「怒られるのと引き換えにできるくらい、価値のあることか?」
規則と罰則というのは、やることの価値を判断する目安の一つなんじゃないかと思います。
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合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。