ようやく表紙が公開されました。
4月17日発売の『公務員試験 無敵の文章理解メソッド』。
「本文読む前に選択肢を見ろ」
「並べ替え問題では、並べるな」
「英文問題は訳せなくていい」
など、真面目な先生が見たら怒り出しそうな本に仕上がっています(笑)
世の中にこの科目の参考書はたくさんあるのですが、
どれも「国語の得意な『解き手』『教え手』目線の解説」に留まっています。
問題と選択肢を作っている「出題者」が何を仕掛けているかを解説した本がありませんでした。
そこで、18年間大学受験予備校で現代文の授業と模擬試験の作成に携わってきた経験から、
「出題者の手の内」をすべて明かしてしまおうというのがこの本のコンセプトです。
「そこまでばらしていいの?」
「この本が出たら出題者が手を変えてくるのでは?」
よく聞かれますが、たぶん大丈夫です。
出題者が仕掛けてくる「罠」は、人間が誤読しやすいパターンに対応しています。
採用側が「読解力のある人材=誤読のパターンに引っかからない人」を求める以上、いわゆる「引っかけ方」の基本はあまり変えようがないのです。
公務員試験の選択肢の作り方が大学入試センター試験とほぼ同じなのはそのためです。
表向きは「公務員試験を最速で解くためのノウハウ本」ですが、
できあがってみたら「読解力」というものの本質に踏み込んだ内容になりました。
国語教育関係者のみなさま、是非ご一読ください。
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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