クールなプレゼンをしようとmmhmmを使っても、
実際にはZoomの画質が悪くて残念な感じになること、時々あります。
そんなときはmmhmmをZoomのカメラとしてでなく、画面共有で使うのがおすすめです。
(ていうかmmhmmでも推奨されている方法です)
Zoomはカメラより画面共有の画質を優先する仕様だからです。
mmhmmにはこの用途のためにブロードキャストという機能がありますが、いつの間にかブロードキャストを使わなくても直接出力できるようになっていました。Zoomで「mmhmm この画面を共有」を選択してください。
でも、うっかりすると画面共有でも「あれ?画質が悪いぞ。なんで??」ということがあるんですよね。
それはたぶん、回線のせいでもパソコンのせいでもありません。
ウィンドウの大きさの問題です。
データのサイズではなく、デスクトップ上で開いているウィンドウのサイズ。
画面共有する対象が大きいほど肌理が細かく、対象が小さければ荒く映ります。
そこで、共有するウィンドウのサイズが画質にどう影響するか、実験してみました。
(以下、スマホだと差がわかりにくいかもしれません。大きな画面でご覧ください)
21.5インチのiMacをZoomのホストにして、13インチのMacBook Airをゲストにします。
スライドやmmhmmのウィンドウのサイズを変えたら、Zoomのゲストに見える画質はどう変わるのか?
まずはスライドを画面いっぱいに広げて、mmhmmのウィンドウも映像部分が最大になるようにします。
これをZoomで画面共有したとき、ゲストに見えるのがこんな感じ。
文字もバーチャル背景の画像もきれいに映っていますね。十分使えます。
次に、スライドは最大のままで、mmhmmのウィンドウを幅1/2、面積1/4にしてみます。
すると、
大きな文字も少しぼやけましたね。一番小さい文字は判別不能です。
パソコンで見る分には問題ありませんが、大きな会場でスクリーンに映すとぼんやりしてしまうかもしれません。
さらに、スライドはそのままでmmhmmのウィンドウを最小にしてみると・・・
こ、これは・・・ドラクエ文字!?
ある意味、使ったら面白いかも。
続いて、mmhmmは最大のままスライドだけ小さくしたところ、
スライドを最大にしたときとほとんど変わりません。
比較してみましょう。上は写真が1/4、下は写真が最大のとき。どちらもmmhmmは最大です。
結論として、
mmhmmからZoomの画面共有に出力するときは
元のスライドのウィンドウサイズより、mmhmmのウィンドウサイズの方が画質に影響するといえそうです。
mmhmmのブロードキャストを使うときも同様です。ブロードキャストのウィンドウサイズが画質に比例します。
ちなみに、
Zoomでスライドを直接画面共有した場合も見てみましょうか。
まずはスライドを最大にしたとき。クリアです。
スライドを小さくしていきましょう。字がどんどんぼやけていきます。
最後はちょっとやりすぎたかな?
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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