非常に興味深い記事です。
「人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった:研究結果」(WIRED)
人類は60万年前から発声器官などは現代人と同じくらい発達していたのに、
壁画とか住居とか埋葬とか、動物と明らかに異なる「文化」が確認されるのは約7万年前。
ずーーーーっと原始人だったのに、なぜこの時期に急に進化したのか?
普通なら脳が急に「発達した」と考えます。
でも、そんな都合よく「進化」って起こるものでしょうか?
もしかしたら、脳の変化自体はもっと小さな、よく起こりうる変化かもしれない。
遺伝子のちょっとした「コピーミス」かもしれない。
上述の記事によると、
「脳の前頭前野の発達を遅らせる突然変異」だそうです。
他の動物は生まれてすぐ前頭前野が完成するので、子どもでも水辺が危険だとすぐわかる。
人間は前頭前野が成熟するのが遅いので、危険がわからず溺死しやすい。
このように生存には不利なわけですが、
この前頭前野が未完成で柔らかいうちに仲間と会話することによって、
言葉からイメージを持つこと(メンタル統合能力)が可能になる。
というわけです。
脳の発達の「遅延」は動物としては「劣化」かもしれませんが、
プラスに働くこともあるんですね。
子育てしていると、よその子と比較して「うちの子、成長が遅いかな?」なんて気を揉んだりしがちですが、
早く成長すればいいってものでもないかもしれません。
(私も子どもの頃はヘナチョコだったし、就活も出遅れてフリーターになりましたが、元気に生きてます・笑)
詳しい理屈はこちらをご覧ください↓
「人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった:研究結果」(WIRED)
ちなみに、この記事に登場する「再帰言語」とは、「これは のみのぴこがすんでいる ねこのごえもんのしっぽ踏んづけた あきらくんのマンガよんでる お母さんがお団子を買うお団子屋さんに・・・」という入れ子構造のことです。
「これはのみのぴこ」(谷川 俊太郎・著、和田 誠・イラスト)
↑
これ英訳したら、関係代名詞の勉強としては最強です。
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「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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