【体系的廃棄】ドラッカー先生による「やめどきの見極め方」がバッサリ切れ味バツグンすぎる件
ドラッカー先生によると、
組織がイノベーションを起こすには「体系的廃棄」が必要だそうで。
(個人が人生を変えようと思ったら断捨離、というのと似てますね)
「明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命」Kindle版(P.F.ドラッカー著)
ドラッカー先生による「捨てどきの見極め方」が面白いんですね。
◯◯を、おこなっていなかったと仮定して、「いまこれを始めるべきか?」を問う。
もし答えがノーなら、すぐ捨てる。
自動車会社が「もし自分たちがガソリン車を作っていない会社だったとしたら」と仮定して、
「いまからガソリン車を作る?」と自問してみるということです。
「いやいや、いまからガソリン車はないっしょww」と思ったら
ガソリン車から撤退する!!
潔いというか、何というか。。。
でも、「いままでやってきたから続けている」という不採算部門って多いかもしれません
こういうのもありました。
製品、サービス、市場の寿命が「あと数年ある」というときは、
すぐ撤退する。
「あと5年がんばれるし」にしがみついちゃいけないんですね。
もっとも、ドラッカー先生が言っているのは「イノベーションのトップを走りたい企業」の話です。
大手が撤退したあとも小さく市場は残るでしょうが、そこは他の会社にまかせておけということなんですね。
さて、みなさんがやっている仕事で
もしやっていなかったと仮定したら、いまから始めるとは思えないこと
寿命があと数年ありそうなこと
は何でしょう?
「え?マジで? これやめなきゃだめ?」
みたいな、痛い部分が見つかるかもしれません。
私も、痛たたたたた。。。。
「明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命」Kindle版(P.F.ドラッカー著)
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.11.18 Vol.1178>

ビジネス書・受験参考書著者
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師
「ビジネス書著者のロジック✕予備校講師のわかりやすさ」を武器とする企業研修講師。
若手社員〜管理職の問題解決トレーニングのほか、広報・セールスライティングのコンサルティング、プロの著者を対象とした文章指導など幅広く活動。
公開セミナーでは満席御礼を連発し、「受講翌日に契約が取れた」「職場の人間関係が改善できた」「笑いと学びが濃密で3時間まったく飽きない」などの評価を得るほか、セミナーの内容をまとめたビジネス書『ミニマル思考 世界一単純な問題解決のルール』は韓国、台湾でも翻訳出版される。
代々木ゼミナール講師時代、ロジカルシンキングを高校生向けにアレンジした参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』を出版。発売から6年連続Amazonカテゴリ1位、シリーズ累計20万部を超えるヒットとなり、2013年から2014年までNHK Eテレ「テストの花道」に小論文の先生として出演する。
1969年、青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。