【読解力を伸ばすには?】読み方のテクニックをいくら学んでも効果が見られない根本的な理由
本を読んだとき、
自分の理解が正しいのか違うのか、深いのか浅いのかは
自分ではわかりません。
かといって先生から「こうです」と教えられても、
「はあ、そうですか」といまいち響きません。
一番いいのは
仲間の解釈と比べてみることです。
大学時代、「心理学講読」という授業がありました。
心理学の英語の本を読むという、ただそれだけの授業です。
順番に担当するページが割り当てられ、自分の担当分のレジュメを配って発表します。
日本語訳を棒読みして終わる人もいるんですが、中には
その著者の他の本との関連を指摘したり、本から離れて日常生活での例を挙げたり、めっちゃ分かりやすい図にしてくれたり、
「そこまで読むの!?」「そんな伝え方があるのか!」と賢い同級生たちから刺激を受けたものです。
(あの授業がなかったら、国語の先生にはなってなかったと思います)
よく「読解力を伸ばすにはどうすればいいでしょう?」と聞かれるのですが、
一人で読むテクニックをいくら覚えてもダメなんです。
仲間とアウトプットし合いましょう。
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シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は企業研修講師としてビジネスパーソンにロジカルシンキング、ロジカルライティングを指導。合同会社ロジカルライティング研究室代表。