先日の大規模オンライン講習会、
商業科と工業科の高校生250人が対象でした。
すると質問の中には
「やっぱり日本は学歴社会なんでしょうか? MARCHとかの有名大学を出てないとダメですか?」
「コネって大事ですか? 私にはコネが何もないんですが」
「富裕層になるにはどんな仕事に就けばいいですか?
なんていうのもよく来ます。
大学を出ればいいってもんじゃないことを
高校生たちもよくわかっているようで。
あるいは日本が階級社会になりつつあることを
敏感に感じ取っているのかもしれません。
私の答えは「コネを自力で作ろう!」です。
「私にはコネがない」というのは親のコネとかをイメージしているんでしょうが、
コネは自分で作るものですよね。
たとえば、
セミナーを主催する会社にインターンやアルバイトで潜り込むという手があります。
経営者や各分野の第一人者みたいな人が
講師としても受講者としても集まってきます。
そこで受付から弁当出しまで雑用をこなす。雑用のプロになる。
気に入られたら、大人たちの会話に混ぜてもらえます。
ビジネスのこと、キャリアのこと、お金のことなど、学校では教えてくれないことをたくさん学べます。
(そのまえに、高額料金のセミナー内容をタダで聞けるってすごいことです)
そこからの紹介、また紹介・・・とつながっていくのが本当の「コネクション」というやつです。
という回答をしておきました。
もしかしたら小論文より役に立つ話だったかもしれない(笑)
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.8.7 Vol.1075>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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