「今週公務員試験の本番なんですが、去年の問題を見たら自分が対策してたのと全然違ってて焦ってます!(泣)」
ときどきありますね(笑)
自治体や役所によって、「自己PR系」のテーマが出る場合と「社会問題系」が出る場合と「本県の魅力について」という呑気なテーマが出る場合があります。
警察を受けるために治安とか交通安全とかのテーマばかりやってたのに
「本県の魅力について」なんて出されたら、ちょっと困りますね。
つい流されて「美味しい郷土料理」とか書いてしまいそうですが、
ここは警察志望者というポジションを貫きましょう。
まず、観光地や幹線道路は地名、固有名詞をバンバン入れます。
県内の地理に詳しくないとパトカーが迷子になりますから。
そして
観光名所には県外からも車がたくさん来る。
→交通マナーの悪い車や土地勘のない車も多い。
→だから警察の出番。
という展開でどうでしょう?
そして最後の段落。
受験者の多くが「全国に魅力をPR」とか書く中、
「県民の暮らしと安全を守る」というポジションを崩さなければ
警察志望者としての差別化ポイントになります。
初めて見るような問題が出たら、
知らないテーマに自分を寄せるのではなく
自分の得意分野に引きずり込みましょう。
・・・という判断ができるメンタルが一番大事ですね(笑)
落ち着け。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.7.5 Vol.1042>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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