【副作用は大きいぞ】出版直後は売れないことよりも「異常な売れ方」の方を心配するべきである件
著者仲間でときどき話題になるのが
出版直後に「一部のファン」が暴走してしまう」という問題です。
セミナーで信者を集めているカリスマ先生が本を出すと
弟子たちが集団で書店を回ってまとめ買いするんですよ。
「20冊買いました!」とかドヤ顔でSNSにアップしてたりします(笑)
在庫切れになって一般のお客さんには本が届かないし、
「やらせ」で初速(最初の売上)を作られたら出版社が重版の判断を誤ります。
そして全てのクレームは著者に向けられる。。。
信徒たちが教祖を串刺しにしている構図ですね。
「ネットで頑張って宣伝しすぎちゃう人」というのもいます。
「あんな人にもこんな人にも役に立ちます!」なんて誇大広告するので
想定読者層じゃない人たちが買ってしまい、
Amazonレビューが荒れる。。。。
本は必要とする人に「ご縁」で届くものです。
人為的に目先の初速を作ると副作用も大きいんですよ。
なので、私の新刊も
「在庫買い占め」とかしなくていいですからね!
「生活習慣病も治ります!」とか虚偽広告しなくていいですからね!
お近くに受験生がいたら、そっと教えてあげてください。それで十分です。
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2021.6.14 Vol.1021>

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。