小論文を教えるスキルを上げたければ
自分で「模範解答」を作ってみるのが一番です。
数学も自分で解かなきゃ教えられません。あれと同じです。
先生だからといって、最初から「模範的」な解答にならなくてもいいんですよ。
【ガッカリ答案】を書いてしまう経験を自分で通過しないと、生徒がなぜ失敗するのかわかりませんから。
(私は【ガッカリ答案】を先に書いてから、それを自分で直す感じで【スッキリ答案】を作ります)
で、書いた答案はどうするか?
自分で書いたままだと、それがいいのか悪いのかわかりません。
他人の評価を受けることが必要です。
学校だったら先生同士でシェアして「これ、どう思う?」という議論ができたら最高ですね。
私は一時期、進研ゼミか何かの小論文の通信添削を受けていたことがあります。甥っ子の名前で(笑)
いまは編集者や校閲者からいろいろ注文が来ますね。
朝日小学生新聞でベビーシッターの話を書いたときは、最初の原稿が編集部内をざわつかせてしまって、大幅に直しました。
(センシティブな話題ではよくあることです)
参考までに、私がどうやって解答例を作っているかがわかる動画をご紹介します。
公務員試験対策の映像授業の一部を抜粋したものです。
〈メルマガ【論文アカデミー】2021.4.24 Vol.004〉

合同会社ロジカルライティング研究室 代表
ベストセラー参考書「小論文のオキテ55」シリーズ著者
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされた敗北感をきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢され、NHKの教育バラエティ「テストの花道」にも出演。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーとなる。
現在は社会人教育に転身し、製造、IT、建設、エネルギー業界を中心に大手企業60社以上の社員教育に携わる。「受講した翌日、契約が取れた」「険悪だったリームの雰囲気が変わった」など即効性のあるノウハウが支持される。
「世のつまらねえ研修を撲滅し、楽しく学べて役に立つ魔法に変える」がモットー。