上の子(2年生)が「A先生」の話をよくするようになりました。

担任ではないんですが、算数の時間だけ教えに来てくれる先生です。

 

「授業が楽しい」と子どもたちに評判です。

ノートに丸付けすると、最後に英語でサインしてくれたり

黒板に「れんらくネコ」というかわいいキャラクターを描いてみせたり。

怒ると「ビッグサンダー」が落ちるらしいです。

 

いまは公立の小学校でも

担任という枠を超えて

「カリスマ教師」があちこちのクラスに登壇してくれるんですね。

 

 

さて、みなさんお気づきでしょうか?

ここに「講師のブランディング」においてとても大事なことが隠れています。

 

 

子どもたちによる口コミの中に

A先生の「教え方」つまりコンテンツの話がないんですよ!

 

もちろん算数の教え方が上手いから特別枠になっているはずなんですが、

子どもたちは塾でも行っていない限り「教え方の違い」までは気づきません。

気づいたとしても、抽象的なことは口コミしにくい。

 

でも「英語のサイン」や「れんらくネコ」という目に見えるものは口コミしやすいんです。

怒り方にも「ビッグサンダー」という名前をつければ口コミしたくなるんです。

 

もし「英語のサイン」も「れんらくネコ」も「ビッグサンダー」もなかったら?

 

子どもたちが「A先生」の話を家庭ですることはなく、

たとえ算数の成績が上がっても

親は先生の存在すら知らなかったかもしれません。

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