著者として世に出ようとする人のプレゼンで
「あの◯◯先生から学びました」とか
「有名な△△氏といっしょに活動していました」とか
自分より有名な人を引き合いに出していることがあります。
その時点で
「二番手宣言」しちゃってません?
業界の中ではそれはすごいことかもしれないけれど、
読者からしたら、弟子より家元から教わりたいものです。
この手のプレゼンが通用するのは
その有名な大先生がすでに高齢で、「自分こそが後継者だ」と主張する場合のみです。
私はこの手のプレゼンを見るといつも考えちゃうんですよ。
「この人は心から◯◯先生を慕っているんだろうか???」(ニヤリ)
本を出したいとかメディアに出たいというのは
一般の人たちから見たら相当な野心家です。
そんなギラギラした人が
有名な先生の「二番手」を最初から目指すものかな?
もしかしたら、心の底には
「こいつを踏み台にしてもっと上に行きたい」とか
「こいつさえいなければ俺がトップだったのに」なんて
ドス黒い怨念があったりしないかな?
・・・なんて「期待」します。
だって、それがその人のパワーの源かもしれませんから。
超えたいという野心はある。
でも大御所には勝てない。
だからこそ「自分だけの活路」が見つかるんです。
「二番手」に収まっていたら、ここには到達できません。
なので、質疑応答では意地悪することもあります。
「ねえねえ、ぶっちゃけ◯◯先生を潰したい?」
優等生を見ると、化けの皮を剥がしたくなります(笑)
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.9.20 Vol.0754>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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