私のボキャブラリーには
「言うことを聞く」という言葉がありません。
「ちゃんと言うこと聞きなさい!」
「何で言うこと聞かないの!」
「あんたが言うこと聞かないからでしょ!」
フードコートでも交通機関でも、
親子連れのいるところではあちこちから聞こえてくるフレーズですが、
私自身は「言うことを聞く」という言葉を
人生で使ったことがありません。自分の子どもたちに対しても。
「言うことを聞け」って、
奴隷ですか? ロボットですか? 犬ですか?
そこらの「差別用語」よりも非人道的なニオイのする言葉です。
人間には他人の「言うことを聞く」筋合いなんかないわけで。
では他人に何かしてほしいときはどうするか?
「交渉」するか「お願い」するか、「そそのかす」。
毎回、頭の体操みたいで疲れますが(笑)
毎回、成功するとも限りませんが(苦笑)
怒鳴って叱って家庭内や職場やフードコートを殺伐とさせるよりは
LOVE & PEACE な方がいいんじゃないでしょうか?
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.2.16 Vol.0537>
「ビジネス国語」によって職場の諸問題を解決する研修講師。
就職試験の論文をほぼ白紙で提出し3社連続で落とされたのをきっかけに論文試験の攻略法を研究。誰でも書ける独自のメソッドを開発した結果、大手大学受験予備校の小論文講師に抜擢される。参考書「何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55」はシリーズ累計25万部のベストセラーに。
その後、所属予備校が業界最大手から陥落し全国の校舎を閉鎖、自身もリストラされる怒涛の数年間を経験。意思疎通のエラーで混乱していく組織を詳細に観察し「ビジネス国語」を体系化する。独立後は社会人教育に転身し、大手企業の社員研修に多数登壇。受講者との軽妙なやり取りは「研修というより、めちゃくちゃ役に立つエンタメ」と評される。
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