「人間は他人の言うことを聞く筋合いはない」という前提で子どもや生徒や部下を動かすクールな方法を考えてみたい件
私のボキャブラリーには
「言うことを聞く」という言葉がありません。
「ちゃんと言うこと聞きなさい!」
「何で言うこと聞かないの!」
「あんたが言うこと聞かないからでしょ!」
フードコートでも交通機関でも、
親子連れのいるところではあちこちから聞こえてくるフレーズですが、
私自身は「言うことを聞く」という言葉を
人生で使ったことがありません。自分の子どもたちに対しても。
「言うことを聞け」って、
奴隷ですか? ロボットですか? 犬ですか?
そこらの「差別用語」よりも非人道的なニオイのする言葉です。
人間には他人の「言うことを聞く」筋合いなんかないわけで。
では他人に何かしてほしいときはどうするか?
「交渉」するか「お願い」するか、「そそのかす」。
毎回、頭の体操みたいで疲れますが(笑)
毎回、成功するとも限りませんが(苦笑)
怒鳴って叱って家庭内や職場やフードコートを殺伐とさせるよりは
LOVE & PEACE な方がいいんじゃないでしょうか?
<メルマガ【ミニマル思考カフェ】2020.2.16 Vol.0537>

シリーズ累計25万部のベストセラー参考書「何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55」の著者。代々木ゼミナール小論文講師を経て、現在は文章力トレーニングの専門家として大手企業の社員研修に多数登壇。合同会社ロジカルライティング研究室代表。